この世で28歳を迎えて欲しかった

2017年7月19日

グリーフワーク

先日、亡き娘の誕生日でした。生きていれば28歳。

その日は息子のサッカー試合があり、チームメイトのお陰で優勝。

試合の後に息子の友達が遊びに来たので娘の為に焼いたトトロのマドレーヌ(←の失敗作)

をおやつに出したらドラえもんと間違った子が居た。

こっちの世界では娘の17歳までの写真や記憶しか残されてない。

私は今だに この現実を認めたくない。

 さすがに『今の世界は嘘の世界だから娘の帰りを待ってたら いつか娘は帰ってくる筈だ』

とまでは思わないが認めてしまう事が 嫌なのです。

世間でいう「成仏」とか「見守ってくれる」と言う言葉に過剰に反応してしまう。

成仏しないよりは成仏した方が良いに決まってる。

でも、当時17歳だった娘は今も年を重ねて

成仏と言う言葉が相応しくない28歳を迎えてる年齢だ。

見えない存在になった事を理解は出来ても納得する事が出来ない。 

 親と子が死ぬ順番を間違えると、親はその現実を受け入れる事が出来ない。

現実逃避しながら徐々に理解する。ただ、納得までには相当の時を要するだろう。

いや、納得は私が死んでも無理か。

 ↓この子が居なければ今の私は無い。ほんとにバカだけど 私を救った唯一の存在。

ま、この子が居なくても

私の親まで泣かす事は出来なかったろうから今も私は生きてたと思いたいが

今の旦那と一緒に居れたかどうかは分からない。

人の未来なんて本当に分からないものです。

亡き娘の部屋を息子に明け渡す時期が来たのか

グリーフワーク 子育て

2016年12月29日

ほとんどの友達が自分の部屋を持っているから自分も部屋が欲しいと言い出した息子。 

良い時代ですね。

亡き娘を育てたアパートは2部屋しか無かったから(←プライバシーナッシング)

子供部屋の確保は無理でした。

娘が中2の冬に今の家に引っ越し、やっと念願の自分の部屋を持てて喜んでました。

なのに、その3年後に他界してしまうとは、。

長い年月が経ったけど、とうとう娘の部屋を息子に明け渡す時が来たか。

そんな感じで取りあえず、息子の宝物だけを娘の部屋へ移動させました。

しかも、まだ昼間なのに布団を敷いてリラックス中の息子。

『写真撮るから布団どけろ! 』と注意したけど聞く耳持たず。

快適なMYオタクルーム生活を始めた息子です。

でも、夜はママと寝ます(←おばけ怖いから)

ピンクの壁紙はそのうち「替えて~」と言い出すんでしょうね。

娘の持ち物は少しづつ片づけてます。

この日に処分したのは亡くなる2~3か月前に買った であろう漫画雑誌2冊と参考書3冊。

処分に約9年掛かりました。とても辛い作業。

今も生きてたら、もっと早く普通に処分してたんでしょう。

平成18年11月1日か、。この2か月半後に娘の命が消えるなんて想像する事さえ無かった

普通の親なら殆どそうでしょう。私も、その一人でした。

ニュースで流れる痛ましい事件や事故は我が子と無縁の他人事ではありません。

今の私は、息子が何処かへ遊びに行ってしまうと必死で探し回る過保護な母親です。

居場所が分からなくなると町内を必死で探し回ってしまう。 

男の子なのに、これでは過保護過ぎると分かってるけど心配が先に来てしまう。 

余りにも過保護すぎると友達に揶揄われるから来年からは

さりげなく過保護が出来るように努めます。(←たぶん無理)

追記。

5歳から始めた夜間の空手道場は一旦辞め、(←宿題できなくて)

新しく通い出した土曜日の昼間にある空手教室は今のところ頑張ってます。

空手の帰り道はゲームセンターのご褒美付きです。

生ぬるい。甘やかしも良い所です。1000円もゲーセンでお金を捨てた馬鹿者です。

↓ 『メルカリ』で買う方が安いよ。と止めさせました

 さて先日、サッカーの試合に行く前に年賀状用の写真を撮りました。

どっちの写真が良いか悩んでます。何と幸せな悩みでしょうか。 、

 こんな下らない事で悩ませてくれる息子に感謝です。 

(結局、息子の味が出てる右側のナヨナヨポーズ写真にした)

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逆縁

グリーフワーク

2016年7月16日

今日は亡き娘の27歳の誕生日。健在ならどんな誕生会をしていただろうか。

普通の若者たち同様、生きてて当たり前の歳なのに

私の娘は親より先にこの世を去って仕舞いました。

『娘が生きてたら今頃どんな暮らしをしていただろうか』と考える。

たったの17歳でこの世を去るなんて娘本人も思って無かったでしょう。

娘の死を未然に防げなかった当時の自分を責めまくって殴ってやりたい。

あの時、こうして居れば、ああしていれば、と考えるのに

後に成って考えても もう遅い。娘が不憫で悔しくて気が狂いそうになる。

他所の子はこの世で変わらず楽しんでるのに

どうして家の子は死んでしまったの!

私の命と娘の命を交換出来るなら迷わず自分の命を差し出せます。

「逆縁」は親にとって本当に酷過ぎる試練で、生きる気力と未来図を奪ってしまう。

空気を吸う事さえ亡くなった我が子に申し訳ない。

生きながら地獄を味わうのってこういう事を言うんだ。

でも、年若くこの世から命を奪われ、

2度とこの世に戻ってこれない娘の方がずっと可哀想だ。

毎日当たり前に聞いてた「ただいま~」という声を聞けなくなって

どれ位の月日が流れたでしょうか。

反抗期に親子げんかした事もあったな。、

今思えば反抗期の親子喧嘩なんて苦労のうちに入らないと思える。

逆縁は嫁に行ったとか、留学したとか。そんな事と差し替えられるほど甘い世界じゃない。

子は親より先に逝くべきではない存在で

子の死を心づもりしている親など特別な事情が無い限り居ない。

愛の深さがどんな存在よりも格段上にあるからいつまでも悲しみが癒えない。

痛い思いをさせて死なせてしまい、

この世でもっともっと楽しい事を経験させてやれなかった事が無念で仕方ない。

家の娘は17年間だけというあまりにも短すぎるあっという間の生涯でしたが

17年間、精一杯生きました。

私のもとに生まれてきてくれて有難う。今度生まれ変わったら又あなたの母に成りたい。

2度と親より先に死なせない。

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娘を失ってからの月日の感じ方と息子の存在

2015年12月26日

グリーフワーク 

もうすぐ新年。

この1年は息子が小学生に成り、宿題や雑用が増えたので月日が早く感じた。

月日を早く感じるって凄く有難い事だと思う。

娘を失った当初から数年は、たったの1日が1週間にも1か月にも感じてました。

何もやる気が起きないから何もしない。

来る日も来る日も早く死にたくて、家族に迷惑をかけずにしねる方法しか考えてなかった。

あの苦しみは活字で表現出来る物じゃないけど一言で言えば生き地獄の毎日でした。

9年の月日と息子がそれらを少しづつ癒してくれたのでしょうか。

ここまでくるのに9年掛かりました。

そう思えば時の流れは長かったのでしょう。

それでも、あれからもう9年も経ってたのか。と思うので早かったのでしょうか。

感覚が分らない。

追記。最近、学校で縄跳び練習が在るので自宅でも練習する息子。

1か月前まではどんなに練習しても1回も飛べませんでした。

↓現在は「ママ~見よって~!」

ジャンプジャンプ♪
30回飛べた~?
(・・たぶん飛べてないと思う)

昨日は妹が買ってきたケーキと私がネットで用意したリラクマケーキでクリスマスのお祝い。

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4針縫う怪我をした息子と娘の死

2015年10月20日

グリーフワーク 子育て

昨日の夕方、息子が頭を4針縫う怪我をしてしまいました。

自宅の庭で友達と鬼ごっこ中に転んでしまい、レンガに頭をぶつけてしまって、、

頭から大出血してる息子を見た私はパニックになりました。

パニックに成りながら救急車呼ぼうかと思ったけど

いや、車で10分の場所に外科があるので自家用車で連れて行こう。

横たわる息子を抱きあげて車に乗せ、成るべく安全運転で病院に向かった。

あー、でも帰宅ラッシュの時間帯で思うように車が動かないよ、、。

焦りながら息子に声を掛けつつ病院に到着し、受付で事情を話したら即診察して貰えました。

出血の割に傷は大きくなくて縫った程度で終わって良かったです。

先生曰く、頭のけがは出血が多いから出血の多さにする人が多いそうな。

(はい、仰る通りです。もうビックリしました)

消毒の為、今日も病院に行った際に『自分のケガを見たい』と息子が言い出したから

病院で撮影↓

娘が頭のケガで命を落としてしまったから病院に着くまでの道中が本当にきつかった。

また子供を失ってしまったら?考えすぎだと世間は言うでしょう。

でも駄目なんです。どうしても怖いのです。

亡くしてしまった娘の時もそうでしたが『絶対にこの子を守る』という気持ちで育ててます。

ただ、娘の時と違うのは 『家の子だけは絶対に死なない!』という

まるで根拠のない自信です。

そんな自信は”無意味”だった事を娘を失うまで気付きませんでした。

そして、テレビで観る痛ましい死のニュースは他人事であり

『家の子がそんな目に遭うはずがない』と本気で思っていた事。

2度と嫌です、あの経験は2度と無理。

悲しみ、苦しみ、苦痛、地獄、辛さ。そんな言葉で表現できる様な生易しいレベルでは無い。

追記。 オムレツとかオムライスにしか書くことが無くなった亡き我が子の名。

生きてれば何らかの書類で今も書いてたであろう娘の名。

今夜、そんな事を考えながら娘の名を書いた。

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