亡き娘が夢に出て来たら

2010年10月8日

2週間前、近所のお宅へ用事が在ってチャイムを鳴らしたら

玄関に出てきたのは娘さんでした。

近所の娘さんは 亡き娘より1歳年上で随分見ないうちに

すっかり大人に成って綺麗になっていて、

生きていれば家の娘も、こんな風だったかな、、。と想像してしまう。

昼間だけは、なるべく泣かない様に心掛けていたけど糸が切れたみたいに泣いてしまった。

その数日後に娘の夢を見たら17歳だった娘があの世でも成長していて

21歳に成ってました。

で、「本当は死んでなかった。」と娘が言うんです。

私:「死んでなかった」って言うけど、朝起きたらやっぱり夢だったって事になるんやろ?

娘:「絶対にそれはない。」 

私:「うん、わかった。この4年の間、何処で何して過ごしていたのか教えてよ」

21歳の娘と夢の中で一緒に過ごした時間は怖い位に幸せだったけど

夢から覚めたらやっぱり夢だった。こういう日は1日中 駄目なんだ、、

もう1度夢の中に戻り、「帰って来て欲しい」と娘に伝えたくて

泣いてばかりの1日だった。

21歳の娘は、セミロングで内巻きの清楚な髪型で白のワンピース姿。

顔はぼやけててはっきり分からず、体型はすらっとした感じ。

目覚めた時の現実は言葉で表現できる様な辛さでは無い。

息をする事さえ我が子に申し訳ない程の喪失感に襲われる。

だけど、、だ。

夢でしか逢えないなら毎晩亡き子の夢を願う母心です。

死んで仕舞った我が子が「死んだのは嘘で本当は生きてたよ~」って夢は、

子を亡くした親には在るらしいね。

夢じゃ無く、現実なら天と地がひっくり返る程嬉しいのに。

にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村

父の誕生日祝いで4年ぶりの焼肉屋

2010年9月21日

昨夜は父の誕生日のお祝いに近所の焼肉屋に出掛けました。

去年の父の誕生日は、私が未だ人間恐怖症で外食が苦手だったから

我が家でしゃぶしゃぶを用意してお祝いしたけど

今年は勇気を出して焼肉屋の外食に挑戦した。

焼肉屋なんて娘を亡くして以来初めてだから約4年ぶり。

焼きたての肉ってこんなに美味しかったっけ?生まれて初めて焼肉食べた感覚だわ。

焼肉屋のあとは我が家で締めのケーキ。

お父さん62歳おめでとう。

私が10代の頃は心配ばかりかけて毎日の様にお父を激怒させてたね。

30代では子供を失って鬱になった私を静かに見守ってくれて有難う。

面と向かっては照れくさくて絶対に言えないけど

これからもお父さんの誕生日をずっと祝いたいから長生きしてね。

にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村

予知夢のような悪夢

2010年9月18日

悪夢にうなされて汗だくで目覚めるシーンをホラー映画でよく見かけるけど、

私も似た様な経験を娘が亡くなる1ヶ月前に経験してます。

余りにも恐ろしすぎる夢だったせいで詳しいビジョンを思い出せないけど

娘がオートバイの交通事故に遭遇した後、

悪魔か獣の様に真っ黒な山猫が我が家から北西の方向へ笑いながら飛び去って

消えた事を覚えています。

兎に角、真冬なのに汗だくで目覚めて、

明らかに寒さのせいではない震えで目が覚めました。

そんな夢を見たのは生まれて初めてで本当に恐ろしい夢でした。

怖い夢を見たのが明け方だったから 起きて直ぐに娘の部屋を覗き、

娘がベッドで眠ってる事を確認しました。

娘の無事な姿を見て「夢で良かった~」と安心した事を今でも覚えてます。

だけど、その1ヶ月後に起きる悲劇など想像できませんでした。

「夢で良かった」ただそれだけで済ませた事を後悔しています。

後で考えると、我が家の北西は娘がが命を落とした方角でした。

あの夢は一体何だったんだろうか、、と今でも思い返す事があります。

とうとう頭が、、という感覚ですが、私は正常です。

でも人に喋ったり相談出来る事ではない。

詳しく書くなら、画像の様に普段は鳩が整列している我が家の屋根ですが、、

娘が亡くなる少し前に鳩ではなくカラスが一列に並んでいたのを思い出します。

当時、不気味な感じはしたけど まさか娘が事故で亡くなる等、考えもしませんでした。

また、愛猫をハーネスで散歩させることが日常だったけど、

ある時、猫が北西の方角に驚いた様子で

突然威嚇し始めて反対方向に走り逃げた事も在った。

愛犬が娘を見て異様に吠える日も在り、

誰も居ない庭で散歩も餌もあげてるのに異様に吠える日も在ったけど、

それでも気がつかなかった。まさか?とも思わなかった。

すべては娘が亡くなる2か月以内の事です。

変だと思っても「我が子の死」と言う様な現実離れしすぎた事は想像できませんでした。

かつて私も、他の母親と同じように「まさか自分の子供が死ぬ筈が無い」と信じていました。

あの時、奇妙な夢を見た事を誰かに相談していれば防げたかもしれない。

あるいは、何かの警告だったのでしょうか。

娘が命を落としてからずっと考えています。

にほんブログ村 家族ブログ 死別へ
にほんブログ村


亡き娘の事をグーグルで

2010年8月10日

薄情な母親だと感じる方も居るかもしれませんが

私は亡き娘の事故現場に1度も行った事がありません。

事故現場を見たら正気を保つ自信が私には在りませんし、

娘がどれ程の痛みを感じたのかを確認するのが怖いからです。

「きっとあの辺りだろう。」という憶測だけです。

旦那は場所を知ってるでしょうが怖くて聞けないし、

訊いた所で、それらの事を旦那に説明させるのも辛い。

昨夜、お盆でどのみち気持ちが落ちていたので娘に関する2つのキーワード単語を入れて

グーグル検索し、見た瞬間 また死にたくなった。

ニュース記事風のブログや2ちゃんねるの様な掲示板サイトなどが出て来た。

見るのが怖くてクリック出来ずにいたけれど

結局10分後にその記事を読んでしまった。

記事を読んだ瞬間に当時に戻ってしまう。

ひとごとだと思って書き込みしている無神経な書き込みコメントには

何でこんな酷い事を書きこめるんだろうと思った。

丁寧に写真まで載ってたけど、どんな気持ちで人の娘の記事を書いたんだろうか。

掲載写真の折れ曲がった鉄柱が憎らしかった。

なんでそんな場所に鉄柱があったのかな、もう少しずれてたら命が助かってたのに、、

パトカーに静止を求められて数分も経たない間に命を絶たれた娘。

昼間の仕事で疲れていても毎日頑張って通ってた定時制高校。

学校の門を出て直ぐの一旦停止表示を見落として一旦停止を怠り、

パトカーの静止に直ぐに応じなかった娘に過失が在る。

でも、1分以内でパトカーを振り切ろうとした事をどこで証明できるのでしょうか。

パトカー追跡中の事故は全て一緒くたにされ、娘が逃げた様に報じられてた。

真冬の暗闇から急に追いかけられたら

どんなに怖くてびっくりさせられるか考えた事がありますか?

書き込みした人に問いたい。

家の子は死んで当然なんですか? もし、あなたの子供なら平気ですか?

私でも動揺して直ぐには止まれないかも知れないのに娘は未だ17歳の女の子。

「暗闇で隠れて取締りをする」のは正当なのかな?


            

子供を亡くすと過保護で心配性になる

2010年8月3日

先日、子供が犠牲になった痛ましいネットニュースを読んでたら泣いてしまった。

全く知らない他所の子の為に涙を流したのは久しぶりで

確か3歳と1歳が餓死と書かれていた。

余りにも不憫で可哀想で涙が止まりませんでした。

若年離婚して養育費も受け取らず、

ワンオペで子育てをしていた母親の苦労は人並み以上だったと伺えるが

育児放棄をした挙句、かけがえのない小さな命を奪った罪は一生背負って生きて欲しい。

自分の子供ってこんなに可愛いのにな、、、

息子の寝顔を見ながら夜中にもう1度泣いた。

昨日、親友の典子が地元で有名なクロワッサン餃子を差し入れてくれました。

この餃子を買うために3か月も待つんだって~、食べてみると確かに美味しいわ。

典子は定期的に何かと差し入れをしてくれて、

2~3分だけの玄関での会話だけど、心配して顏を見に来てくれたんだな、と思う。

「声が元気そうに成ってて良かった~」典子が云う言葉には全然腹が立たなかった。

彼女自身、中学生の頃に兄を失った過去があったそうです。

娘を失うまで知りませんでした。

20年以上も親友だったけど亡くなった兄の事を伏せていた彼女。

子を喪った自分の母親の姿を見てきた彼女だからでしょうか。

彼女なりの励まし方で此処まで私に付き合ってきてくれてました。

そういえば、

典子のお母さんが昔から異常な位に心配性だった事を不思議に思ってた事が在って

心配性な理由が最近になって初めて分かった。

私も極度の心配性で過保護な親になりました。

世間では私の様な親を 親バカと云うらしいけど、

そんな生易しいレベルなんて通り越してる。

兎に角、「子供の身に何か在ったら!」と日々想像してしまうから

子供が傍に居ないと恐ろしくて仕方がない。