子宮筋腫を除去して本格的に体外受精治療を開始

/IVFからの高齢出産

2008年5月23日

不妊治療のクリニックの門をたたいたのは今年の3月下旬。

(娘を失って1年2か月が経ったころ)

診察の結果、子宮内に9cmの粘膜下筋腫が見つかり、

子宮筋腫を取り除かなければ妊娠は不可能と診断され、

4月の始めに大きな総合病院でMRI検査をしました。

婦人科の先生が『開腹手術はリスクが伴うので筋腫を小さくしてからの

不妊治療が良いと思います。先ず3ヶ月間、注射で筋腫を小さくしましょう。』と仰いました。

でも、私は素直に聞き入れることが出来ませんでした。

とにかく、少しでも当時の状況を変えたくて不妊治療を急ぎたい気持ちで一杯でした。

娘を失い、食生活の乱れからくる貧血が1年半の月日で更に酷くなり、

通常の数値の半分以下でした。

貧血を治すまでは手術は無理だと言われたけど輸血をする方法で開腹手術に挑む事にした。

子宮筋腫の入院前となる3日前から日帰り入院で3日間連続で輸血をしたお陰で

貧血が改善され、無事に4月の上旬に子宮筋腫の開腹手術を受けた。

(輸血をしてから階段の上り下りで息が切れる事が無くなったのは自分でも驚きました)

子宮筋腫の開腹手術では、開腹したら粘膜下筋腫は1個が9センチだったのではなく、

3センチほどの筋腫が3個並んであったようです。

手術の際、腰に打つ麻酔がとても

むず痒い感覚で気持ち悪かったのを覚えてます。

入院期間は短く済み、1週間以内に退院出来ました。

入院中は兎に角、だるくて眠かったです。

4月の初めに筋腫を取り除いたので

4月の終わりに『筋腫の除去手術をしてきたので体外受精の話を聞かせてください』と、

不妊クリニックを再び訪ねました。

そういう経緯で5月から体外受精の治療を始めたばかりです。

先生も余りの治療の速さに驚かれている様子でしたが

5月初旬には低刺激採卵方法と言うクロミッドと云う飲み薬とFSH注射で排卵を誘発し、

採卵に向けての治療が始まりました。

自分でも驚いてるけど娘が生きていた頃の私は

自分が体外受精に挑戦する事に成るとは思っても居ませんでした。

5月23日(採卵日当日

何時もより早起きして病院に行き採卵をしてきました。

(当日の朝、主人にDNAを用意してもらいましたのでそれも忘れずに持っていきます)

採卵は全身麻酔で行ってくれましたので無痛でした。

9時半に静脈麻酔が入れられ、数分後には意識が遠のき始めて気が付けば採卵が終わり、

気が付いたらベッドの上で点滴を受けていました。目覚めたのはお昼ごろだったと思います。

取れた卵子は全部で5個。3個位取れたら充分だと思ってたから5個も取れたのは驚きです。

クリニックでは早速、今朝持ち込んだ旦那のDNAと卵子を受精させる為に培養します。

明日、クリニックに無事受精したかどうかの確認の電話を入れる事になります。

普通に体外受精を受けている人は今日の様な日は落ち着かないものなのでしょう。
でも、私は何の感情も抱くことが出来ません。

ワクワク、ドキドキ、緊張などという気持ちが欠落してしまってるんだと思います。

でも、今の私にできる事はやろうと思う。

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